【新唐人2014年10月27日】あるカナダ人夫婦が中国当局に拘束されて、80日以上が経ちます。カナダのハーパー首相の中国訪問を間近に控え、事件はどう展開するのでしょうか。
今年の8月初旬、カナダ人のギャラットさん夫婦が国家機密を盗んだ疑いで中国当局に拘束され、すでに80日以上が経ちますが、まだ正式に起訴されていません。
10月24日、当局はカナダ人夫婦を法律にのっとって処置すると発表しました。しかし息子のシモンさんによると、夫婦は24時間監視されていて、誰とも話せません。外部とも連絡が取れないので、健康状態が案じられています。
シモンさんの話によれば、カナダ大使館の職員が2週間に1回、夫婦に面会に来ます。夫婦は毎日、朝食後に審問されますが、その内容は分かりません。
カナダ大使館の職員は10月初め、シモンさんらに、夫婦は間もなく釈放されて、30年暮らした中国からカナダへ送還されると伝えました。しかし今のところ、夫婦が釈放されたとの情報はありません。
バンクーバーからやってきたキリスト教徒のギャラットさん夫婦は、中朝国境付近の丹東(たんとう)市で喫茶店を経営していました。2人が国家機密を盗んだ疑いで拘束される直前、カナダ政府は、中国当局の支援するハッカーから攻撃を受けているとして、中国当局を批判していました。そして軍事機密を盗んだ疑いで、中国人ビジネスマンのステファン・スー(Stephen Su)を逮捕しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/25/a1148709.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)